Parallels Toolbox 5.0 がリリースされました

この 12 か月間、Parallels® Toolbox チームは、以下のような新機能の開発に精力的に取り組んで参りました:

新しいユーザー インターフェイスについては、以前のブログ記事でもご紹介しましたが、今回は Parallels® Toolbox 5.0 で新しく追加されたツールをご紹介します。

Parallels Toolbox for Mac では、次の 5 種類のツールが加わりました:

Parallels Toolbox for Windows には、次の 4 種類のツールが加わりました:

Mac と Windows の両方に提供されているツールは、可能な限り同じように動作するように設計されていますので、今回は一つの OS を基に図を示しながら、各ツールについて説明して参ります。

バーコードジェネレーター

名前からこのツールは、バーコードを生成する機能のみかと思われるかも知れませが、実は図 1 にあるように、QR コードや UPC コードなど、あらゆる種類のコードを生成できます。

図1 バーコードジェネレーター

バーコードリーダー

各種コードの参照先をよく確認することは大変重要です。図 2 が示すように、これはどのユーザーにとっても便利なツールです。ユーザーは、画像をツール上にドラッグしたり、各種コードをカメラの前に持って来たりすることで、バーコードを瞬時に読み取ることができます。

図2 バーコードリーダー

ウィンドウフォーカス

Mac ユーザーは、Windows ユーザーに比べると、より多くのアプリケーションを同時に実行し、たくさんのウィンドウを開く傾向にあります。そのため、画面上が少し煩雑になってしまうこともあります。使用したいウィンドウ以外を非表示にできれば、この問題にうまく対処できます。新しい [ウィンドウフォーカス] ツールは、図 3 のように 1 つのウィンドウをハイライト表示し、それ以外の開いているウィンドウを淡い色で表示するため、作業へ集中しやすくなります。私は、このツールをメニューバーに配置して、素早くアクセスできるようにしています。

図3 ウィンドウフォーカス

テキスト変換

[テキスト変換] では、図 4 のように全てのテキストを大文字に変換したり、「センテンスケース (英語本文表記)」や「タイトルケース (英語見出し表記)」に変換したりできます。このツールで、一般的な英文の大文字・小文字の変換操作を簡単に行うことができます。「リバース」など、日本語にも対応する変換方法もあります。

図4 テキスト変換

テキスト認識

[テキスト認識] は、とても素晴らしい新規ツールです。テキスト画像を、実際に編集可能なテキストに変換できます。( iOS / iPadOS 15 または macOS Monterey (M1 Mac) の新機能である、Live Text とは異なります) 。画像からの文字起こしは、結構頻繁に発生する面倒な作業ですね。図 5 では [テキスト認識] の動作を図解しています。これは私がよく使うツールの 1 つです。

図5 テキスト認識

色測定

Windows の新ツール [色測定] は、Mac でおなじみのカラー ピッカーと同じように動作します。図 6 ではこのツールの動作を説明しています。

図6 色測定

もし、Parallels Toolbox に追加して欲しいツールがありましたら、Facebook や LinkedIn から是非、お知らせください。皆様からのご意見を大切にし、将来の機能実装を考えて参ります。