High Sierra と Parallels Desktop 13

High Sierra が本年 9 月末にリリースされました。Parallels Desktop® 13 for Mac は macOS® High Sierra へも完全に対応しており、ホスト OS でもゲスト OS でもご利用いただけます。

注:

『ホスト OS』:Mac 上に別のコンピュータ環境を用意する仮想マシン環境において、仮想マシンのプログラムを動作させている基盤となる OS

『ゲスト OS』:Parallels Desktop 仮想マシン環境上で動作している OS

High Sierra は、2017 年 6 月に Apple® 社の Worldwide Developers Conference (WWDC) で世界に初めて公表されました。その発表以後、Apple 社は開発者向けに 9 回にわたって beta 版を提供し、開発者は High Sierra 上で自身のアプリケーションのテストを行い、Apple 社に問題点や改善提案を報告してきました。

当時はあまり知られていませんでしたが、パラレルスは High Sierra が最初に発表された直後から Parallels Desktop 13 の開発を行ってきました。それぞれの Beta 版 (プレビュー版) がリリースされる度にすぐダウンロードし、High Sierra をホスト OS およびゲスト OS 両方の環境として、まだ開発初期段階であった Parallels Desktop 13 をテストしてきました。予期していた通り、複数の問題が見つかり、その都度修正を行ってきました。

Parallels Desktop 13 の開発中、パラレルスのメンバーの中には、自分の Mac 上に High Sierra の Beta 版、Parallels Desktop 13 の Beta 版、それにゲスト OS として Windows 10 のプレビュー版、さらにまた別のゲスト OS として High Sierra のゲスト OS を起動しているという人もいました。まさに、最先端のパソコンライフとも言えるでしょう。

こういった Apple 社の High Sierra や、Microsoft 社による Windows 10 Insider Previews の早期リリースのおかげで、Apple 社が High Sierra を一般向けにリリースした直後から、問題なく Parallels Desktop 13 を使用できるように万全な準備を施すことができました。早期にリリースを行ってくれた両企業に大変感謝しております。

以下では、macOS High Sierra 上で起動する Parallels Desktop 13 の機能についてご紹介します。

 

(図 1) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、Windows 10 の新機能 People Bar を使用

 

(図 2) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、ピクチャ・イン・ピクチャ (PiP) ビューを使用

 

(図 3) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、Windows 7 および macOS High Sierra を利用 

 

(図 4) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、macOS High Sierra を利用

 

(図 5) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、Windows 10 上で Word for Windows 2016 を起動

 

(図 6) macOS High Sierra で利用可能なワンタッチ アプリケーション Parallels Toolbox for Mac

 

(図 7) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、Windows XP および Mac OS Lion を利用

 

(図 8) macOS High Sierra 上で Parallels Desktop 13 を起動し、Windows 10 および Windows XP を利用

 

唯一の注意点が、High Sierra が稼働している Mac 上で Parallels Desktop 13 を起動するにあたり、Parallels Desktop がシステム拡張をすることを許可する必要があるということです。詳細はこちらをご参照ください。High Sierra へいつ移行するかは、Parallels Desktop 13 が対応しているかどうかを気になさらず、ユーザーの皆さまご自身で決定することができます。

Parallels Desktop 13 の詳細は、こちらよりご確認いただけます。また、こちらよりご試用期間中はすべての機能が使える Parallels Desktop 13 の 14 日間無償トライアルもダウンロードいただけます。