Parallels RAS の使用例

企業向けリモートアクセスソリューション

  • いつでも、どこでも、どんなデバイスからでも、大企業規模のアプリケーションにアクセスできます。
  • 企業のすべてのデータを一元管理およびモニタリングし、データセキュリティを強化します。
  • ビジネスニーズやユーザーの需要に応じて、IT インフラのオートスケーリングを実行できます。

包括的な企業向けリモートアクセス機能

Parallels® Remote Application Server(RAS)では、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud などを使用する、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、パブリッククラウドの各展開がサポートされます。

大規模展開の簡素化

大規模展開の簡素化

IT 管理者は、単一のコンソールから、サーバーの展開、アプリケーションの公開、リソースの監視、デバイスの管理、ヘルプデスクの支援、セキュリティポリシーの定義など、利用可能なタスクを実行することができます。Web ベースの管理ポータルにより可搬性が向上するため、管理者は外出先でも作業を行うことができます。

Azure Virtual Desktop の統合

Azure Virtual Desktop の統合

Parallels RAS では、一元的なコンソールからすべての仮想ワークロードとリソースを統合および構成することにより、Azure Virtual Desktop の機能を簡単に拡張できます。Parallels RAS の展開を Azure Virtual Desktop と統合して、単一のソリューションとしてエンドユーザーに提供できます。

自動プロビジョニングとオートスケーリング

自動プロビジョニングとオートスケーリング

テンプレートに基づきオンデマンドのコンピューティングリソースを自動的にモニタリングおよびスケーリングすることで、仮想アプリケーションやデスクトップが十分なパフォーマンスを維持できるようにします。Parallels RAS では、定義済みの基準に基づいて Windows ベースの OS を動的に作成、削除、リリース、負荷分散することができます。それで突然負荷が増大する状況でも、手動で対応する必要がなく、簡単に管理することができます。

高可用性ロードバランス(HALB)

高可用性ロードバランス(HALB)

特別な設定なしにすぐに使用できるロードバランスが、リソースベースの分散(ユーザーセッション、メモリ、および CPU)を使用して、データトラフィックをリモートデスクトップサーバーとゲートウェイに分散させます。AWS Elastic Load Balancer(ELB)や Azure Load Balancer といったサードパーティのロードバランサーもサポートされます。

マルチテナントアーキテクチャ

マルチテナントアーキテクチャ

Parallels RAS ではマルチテナントがサポートされるため、データの分離を維持して運用コストを抑えながら、異なるテナントで Secure Client Gateway や高可用性ロードバランサー(HALB)などのアクセス層を共有できます。

モニタリングとレポート作成

モニタリングとレポート作成

サーバーの健全性、アプリケーションの使用率、接続中のデバイス、ユーザー/ユーザーグループのアクティビティに対する有用な情報を提供する詳細なレポートにより、疑わしいアクティビティを特定できます。Parallels RAS Reporting Engine は、未処理データを視覚と直感に訴えるレポートに変換し、IT 部門にインフラの概要を提供します。

AI ベースのセッション事前起動

AI ベースのセッション事前起動

人工知能(AI)ベースのセッション事前起動テクノロジーを活用し、業務従事者によるアプリケーションやデスクトップへのログインまたはアクセスを高速化し、生産性を向上させます。Parallels RAS の機械学習(ML)機能によって、ユーザーのログイン習慣が分析され、メモリ内でセッションが事前起動されるため、ログイン時間が大幅に短縮されます。

SAML シングルサインオン

SAML シングルサインオン

SAML(Security Assertion Markup Language)ベースのシングルサインオン(SSO)認証テクノロジーを統合することにより、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。業務従事者が社内の認証情報を使って、すべてのサービスにログインできるようにします。SAML SSO 認証を使用する場合、ユーザーはアプリケーションやデスクトップにログインして起動する際に、資格情報を再入力する必要がありません。

Universal Printing とスキャン機能

Universal Printing とスキャン機能

Parallels RAS Universal Printing によって、業務従事者はドライバーのダウンロードや設定を行うことなく、デジタルワークスペースにアクセスしながら、ローカルのプリンターをすぐに利用できるようになります。

自動的なイメージ最適化

自動的なイメージ最適化

RDSH、VDI、または Azure Virtual Desktop ワークロード用の組み込みの自動イメージ最適化機能によって、業務従事者のユーザーエクスペリエンスが向上し、IT インフラのコストが削減され、本番稼働までの所要時間が短縮されます。

FSLogix プロファイルコンテナーの統合

FSLogix プロファイルコンテナーの統合

IT 管理者は、推奨される統合ユーザープロファイル管理ソリューションである、Parallels RAS Console または管理ポータルにより、FSLogix プロファイルコンテナーの展開、構成、管理を一元的かつ簡単に実行できます。

UX エバリュエーターと高度なセッションメトリクス

UX エバリュエーターと高度なセッションメトリクス

IT 管理者は、ユーザーエクスペリエンス(UX)評価機能のメトリックとユーザーセッションの詳細に関する完全なビューを組み合わせて使用して、問題をより迅速かつ正確に特定することで、サービス提供を改善できます。

データシートで、Parallels RAS が提供するすべての機能と性能をご確認ください。

クラウドによる社内アクセスのメリット

現在、企業向けのクラウド市場は非常に大きくなっており、クラウドのインフラやサービスに対する支出の増加率は、IT 支出全体の増加率をはるかに上回っています。大企業におけるクラウドコンピューティングには、どのようなメリットがあるでしょうか。

クラウドサービスにより、大企業の経営者や業務従事者が、いつでもどこでも業務を行えるようになります。クラウドコンピューティングでは、インターネットに接続されたデバイス間でファイルが同期および共有されるため、業務従事者が簡単に共同作業を行えるようになります。

大企業は、クラウドコンピューティングによって、部署特化型(縦展開)や部署横断型(横展開)の効率的なインフラ拡大を実現できます。たとえば、仮想マシン(VM)のサイズを変更したり、ストレージの容量を増やしたりすることで、ユーザーからの需要の高まりに簡単に対応できます。サーバーの拡張で対応できなくなった場合は、別のサーバーを追加して、増加したリクエストを処理できます。

クラウドの導入には、人件費やメンテナンスコストの圧縮、柔軟な価格設定、生産性の向上、省エネなどのメリットがあり、これらによりコストを削減できます。クラウドソフトウェアによる展開は、標準的なインストールのアプローチより大幅に高速です。従来のインストール方法では、導入に数週間から数か月を要する場合がありましたが、クラウドを活用することで企業は、ほんの数分で仮想マシンや関連ソフトウェアを起動できるようになります。

クラウドにより、俊敏性が向上し、さらに機械学習や高度な分析など、クラウドネイティブのテクノロジーを活用できるようになります。企業はこれらのツールを活用することで、カスタマーエクスペリエンスを向上させ、新たな市場環境に対応し、さらにはビジネスを再構築することができます。

クラウドコンピューティングでは、大企業レベルのテクノロジーを活用することができるため、プロセスの合理化や、上質なサービスの提供が可能になります。これにより、企業は同業他社と公平な競争を行いながら、安定した経営を維持できるようになります。また、IT インフラのコスト削減により、他社に対する戦略的優位性を獲得することができます。

クラウドへの移行は、大きなコスト負担を避けつつ、冗長性の要件に安対応できるようにするための優れた方法です。クラウドベンダーは通常、地理的に異なる地域に分散した複数のデータセンターを活用し、データの複製や事業の耐障害性を確保しています。火災や水害、システム障害などの事象が発生した場合、別個のサーバーでシステムが自動的に再起動します。

ビジネスに Parallels RAS を選択する理由。